毛糸選びで、ソックス編みは9割決まる。
大げさに聞こえるかもしれません。
でも、2度ソックス編みに挑戦して2度とも断念した私が、3度目にして最後まで編み上げられた理由を振り返ると、そう言い切りたくなるんです。
過去の失敗の原因は、技術ではなく毛糸でした。
暗い色のモヘア毛糸を選んでしまい、編み目が見えない。糸が扱いづらい。つま先の段階で挫折しました😅
「もし毛糸を変えていたら、あのとき完成できていたかもしれない」
そう思って3度目の挑戦で選んだのが、パピー ニュー4PLYです。
結果、かかとで2回ほどき直しながらも、最後まで編み上げることができました✨
この記事では、パピー ニュー4PLYを実際にかぎ針ソックスに使ってみた正直な感想をまとめています。
スペックや特徴といった客観的な情報に加えて、編み心地・糸割れ・ほどきやすさなど、使ってみないとわからない情報もお伝えします。
「かぎ針ソックスに使う毛糸、何を選べばいいんだろう?」
「この毛糸、自分のソックス編みに使って大丈夫かな?」
そんな毛糸選びの判断材料になればうれしいです😊

① 基本情報

まず、パピー ニュー4PLYの基本スペックをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | パピー(PUPPY) |
| 品名 | パピーニュー4PLY |
| 素材 | ウール100%(防縮加工) |
| 重量・長さ | 40g・約150m |
| 太さ | 中細 |
| 棒針(推奨) | 2〜4号 |
| かぎ針(推奨) | 2/0〜4/0号 |
| 使用色 | Col.407(ラベンダー) |
▼ふんわりとした優しい肌触りの毛糸です
防縮加工が施されたウール100%の中細毛糸です。
メーカーによると、防縮加工に加え「風合い・光沢・機能性をグレードアップ」されているとのこと。
防縮加工の詳細は③で、実際の編み心地や肌触りは④でお伝えしますね😊
② 中細ってどんな太さ?|ソックス編みとの相性
毛糸の太さにはさまざまな種類がありますが、中細は「極細」と「合太」のあいだに位置する太さです。
かぎ針ソックスにとって、毛糸の太さは仕上がりに大きく影響します。
太い糸(並太以上)で編むと厚みが出て、靴の中で履くには少しゴワつきやすくなります。
逆に細すぎる糸(極細)だと、編み目が小さくなり、かぎ針で拾うのが大変に。
中細はそのバランスがちょうどいい太さです✨
厚すぎず薄すぎない仕上がりになるので、春先のデイリーソックスにもルームソックスにも向いているんです。
推奨かぎ針は2/0〜4/0号。今回は本の指定に合わせて4/0号と5/0号を使いました。
中細糸に5/0号は推奨の範囲外ですが、靴下の履き口部分に少しゆとりを持たせる意図で、本ではこのような指定になっています。
③ ニュー4PLYの特徴(防縮加工・ウール100%)

パピー ニュー4PLYの大きな特徴は、防縮加工されたウール100%であることです。
このセクションでは、かぎ針ソックスの毛糸を選ぶうえで気になるポイントを整理します。
▶︎ 防縮加工とは?
ウールは本来、洗濯すると縮みやすい(フェルト化しやすい)素材です。
防縮加工は、この縮みを抑える加工のこと。
手洗いで丁寧にケアすれば、日常的に履いて洗えるソックスに仕上げられます。
靴下は飾るものではなく履くもの。
「編んだけど洗えないから実用できない」となると本末転倒なので、防縮加工は靴下用の毛糸を選ぶときに大事なポイントです。
▶︎ ウール100%という選択
靴下用の毛糸というと、ナイロンが混ざった「ソックヤーン」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
ナイロン入りは耐久性が高く、靴下専用として設計されています。
一方、ニュー4PLYはウール100%。ナイロンは入っていません。
そのぶん、ウールならではの柔らかさ・あたたかさ・吸湿性を存分に感じられます。
耐久性の面ではナイロン入りに劣る可能性がありますが、ルームソックスやデイリーソックスとして室内中心で使うなら、ウール100%の肌触りの良さは大きな魅力です☺️
▶︎ 推奨かぎ針号数
メーカー推奨は2/0〜4/0号です。
私は今回Clover「アミュレ」の4/0号と5/0号を使いました。
▼糸をしっかり拾ってくれるので安定して編み進めることができます
④ 使ってみた正直レビュー

ここからは、実際にパピー ニュー4PLYでかぎ針ソックスを編んでみて感じたことを、毛糸の視点からお伝えします。
「この毛糸、自分に合うかな?」という判断材料にしていただければうれしいです😊
▼この毛糸を使って編んだかぎ針ソックスの全記録(つまずきポイントや完成までの流れ)は、こちらの記事でまとめています
▶︎ 編み心地|糸の滑り・割れやすさ・かぎ針との相性
まず驚いたのは、糸割れのなさです。
かぎ針で糸を拾うときに割れてしまうと、引っかかったり絡まったりしてストレスになりますが、ニュー4PLYではそれがほとんどありませんでした。
糸の滑りもいい意味でスムーズ。
私はスルスルとした感覚で編むのが好みなので、とても心地よく編めました😊
今回使ったかぎ針はClover 「アミュレ」。
糸をしっかり拾ってくれるかぎ針との相性は良好でした。
ひとつ正直に書いておくと、私は左手(糸を持つ方)のテンション調整がもたつきました。
ただ、これはニュー4PLYに限った話ではなく、中細糸全般に言えること。
糸の太さに慣れていない方は最初少し戸惑うかもしれませんが、毛糸の問題ではなく慣れの問題なので、編み進めるうちに安定してきますよ☺️
▶︎ 編み目の見やすさ
過去に暗い色のモヘア毛糸でソックスに挑戦したとき、編み目がまったく見えなくて挫折しました😅
ニュー4PLYは編み目がはっきり見えます。
今回使ったCol.407(ラベンダー)は明るい色ということもありますが、毛糸自体に余計な毛羽立ちがなく、一目一目がくっきり確認できました😊
かぎ針ソックスは目数を数えながら編む場面が多いので、編み目の見やすさは作品の完成度にも直結します。
特にはじめてソックスを編む方には、この見やすさは大きな安心材料になるはずです。
▶︎ 肌触り・チクチク感

ウール100%と聞くと「チクチクしないかな?」と気になる方もいると思います。
結論から言うと、ソックスとして履くぶんにはチクチク感はまったくありませんでした。
中細糸ならではのさらっとした優しい肌触りで、足を包み込んでくれるような心地よさです。
そして編んでいるあいだも肌触りがいい。
毛糸が手に触れている時間は長いので、編み心地のよさは作業のモチベーションにもつながります。
▶︎ ほどいたあとの糸の状態
かかとで2回ほどき直しました。
ほどいたあとの糸は、正直なところ多少の毛羽立ちと縮れはありました。
そのぶん、再度編むときに少し糸割れしやすくなったのを感じました。
ただ、編んでしまうと見た目は気にならないほどの仕上がりになります😊
ほどいても再利用ができる糸だとわかったことで、「失敗しても大丈夫」という安心感がありました。
▶︎ 糸の扱いやすさ|玉からの引き出し・糸端の処理
玉の巻きはふんわり柔らかく、内側から引き出して使いました。
正直に書くと、2玉のうち1玉は最初の糸端がなかなか見つかりませんでした。
内側からもさっと引き出したところに絡まっていた感じです。
ただ、これはどの毛糸でもあることなので、ニュー4PLY特有の問題ではありません。
糸端が見つからないときは、無理に探さず外側の糸を使うという方法もあります。
慌てなくて大丈夫です😊
糸端の処理(とじ針での始末)もスムーズでした。
毛糸用のとじ針との相性がよく、引っかかることなくきれいに始末できます。
▶︎ 1玉でどのくらい編める?
今回編んだソックスの指定量は65g。
ニュー4PLYは1玉40gなので、2玉購入しました。
片方のソックスに必要な量(スレッドコード:リボン用の紐込み)は約32.5g。
1玉で片足分は十分に編めますよ☺️
⑤ カラー展開・色番について

パピー ニュー4PLYは32色と豊富なカラー展開があり、自分好みの色を選ぶ楽しさがあります。
今回使ったのはCol.407(ラベンダー)。
服ではパープル系を着ないのですが、ソックスなら気軽にこの色を楽しめるのがうれしいポイントでした✨
▶︎ はじめてのソックス編みでの色選びのポイント
はじめてかぎ針ソックスを編む方には、明るめ〜中間色がおすすめです。
理由は、編み目の見やすさ。
暗い色は編み目が見えにくく、目数を間違えやすくなります。
私自身、過去に暗い色の毛糸で失敗した経験があるので、最初の一足は「好きな色」かつ「編み目が見やすい色」で選ぶのがいいと感じています。
Col.407のラベンダーは、編み目がくっきり見えて、なおかつ完成品のかわいさも楽しめる色でした😊
⑥ 向いている作品(デイリーソックス・ルームソックスも)
パピー ニュー4PLYの特性(中細・ウール100%・防縮加工)から考えて、向いている作品をまとめます。
➤ デイリーソックス:中細糸で厚すぎない仕上がりになるので、春〜秋の普段使いに向いています。防縮加工で洗えるのも実用的です。
➤ ルームソックス:ウールのあたたかさと柔らかさが活きる使い方。エアコンで足元が冷える夏場にも重宝します。
➤ 小物・アクセサリー:編み目がはっきり出るので、模様編みの小物にも向いています。ソックスで余った糸を使ってスレッドコードやタッセルを作るのもおすすめです。
1玉40gと手頃なサイズなので、まずは1〜2玉から気軽に試せるのも魅力です😊
⑦ 洗濯・お手入れ
防縮加工が施されていますが、ウール素材なので洗濯には注意が必要です。
基本は手洗い。ぬるま湯でやさしく押し洗いし、形を整えて平干しがおすすめです。
防縮加工されていますが、乾燥機や高温での洗濯は避けたほうがいいです。
手編みのソックスは手間をかけて仕上げた作品なので、洗濯も丁寧にケアしてあげてくださいね😊
⑧ 購入方法
パピー ニュー4PLYは、Amazonや楽天市場、Yahooショピングなどのオンラインショップ、手芸専門店の店頭で購入できます。
色番によっては在庫がない場合もあるので、確認してから購入することをおすすめします😊
▼私が使ったラベンダー色は春にこそおすすめしたい可愛らしい色合いをしています
⑨ まとめ・こんな人におすすめ
最後に、パピー ニュー4PLYが向いている人をまとめます。
▶︎ こんな人におすすめ:
▻ かぎ針ソックスにはじめて挑戦する方(編み目が見やすく、糸割れしにくい)
▻ ウールの肌触りを楽しみたい方(チクチクしない優しい肌触り)
▻ 編んだソックスを実用品として使いたい方(防縮加工で洗える)
▻ 過去に毛糸選びで失敗した経験がある方(暗い色・モヘアからの乗り換え)
▶︎ 別の選択肢も検討したほうがいい場合:
▻ 耐久性を最重視する方 → ナイロン入りのソックヤーンが向いているかもしれません
▻ 外出用の靴の中で毎日ガシガシ履きたい方 → ウール100%より混紡素材のほうが長持ちする可能性があります
私は2度断念したソックス編みを、この毛糸のおかげで最後まで編み上げることができました。
毛糸を変えるだけで、こんなに編みやすさが変わるんだと実感しています。
毛糸選びに迷っている方が、自分に合った一玉を見つけるための参考になればうれしいです😊

完璧じゃなくても大丈夫。一目一目、前へ。
今日も一緒に編みませんか♪
⑩ よくある質問

Q. ナイロンが入っていないけど、靴下として耐久性は大丈夫?
A. ナイロン入りのソックヤーンに比べると耐久面では劣る可能性があります。ただ、ルームソックスやデイリーソックスとして室内中心で使うなら、防縮加工のおかげで洗濯にも耐えてくれます。毎日外出用の靴の中で履き続けるような使い方には、ナイロン混のソックヤーンも検討してみてください。
Q. ソックヤーンとの違いは?
A. ソックヤーンは靴下用に設計された毛糸で、多くはナイロンが混ざっています。パピー ニュー4PLYはウール100%の中細毛糸で、靴下専用ではありませんが、防縮加工と編み目の見やすさからかぎ針ソックスにも適しています。ウールならではの柔らかさと肌触りの良さは、ソックヤーンにはない魅力です。
Q. かぎ針ソックスに向いている太さは?
A. 中細〜合太が編みやすいです。中細は薄手で春〜秋向き、合太はやや厚みが出て秋冬向き。極細は編み目が細かくなりすぎて、かぎ針では難易度が上がります。はじめてなら中細がバランスのよい選択です。
Q. チクチクしない?
A. 今回使ったCol.407では、ソックスとして履いたときにチクチク感はまったくありませんでした。ウールの肌触りには個人差がありますが、中細糸の細さと防縮加工の効果もあり、さらっとした優しい触り心地です。
Q. 1玉で靴下は編める?
A. 1玉(40g・約150m)で片足分は編めます。両足分には2玉必要です。今回編んだデザインの指定量は65gだったので、2玉購入して余った糸はリボン用のスレッドコードに使いました。


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